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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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元赤坂デンタルクリニックは自費診療の口腔顔面痛専門クリニック

このような患者さんが受診されています

具体的に、どの様な症状なら受診すれば良いのか  ブログpage患者さん向け情報も参照してください

Orofacial-Pain-Dentistry

1.原因不明の痛み     その痛みは口腔顔面痛、非歯原性歯痛では

当クリニックでは正しく診断するために、深い知識と経験を基に患者さんの話をよく聞き、慎重に診察することに務めています。患者さんが訴えるのは、何軒もの歯科、耳鼻科、脳神経外科、大学病院などを受診したが、原因がはっきりしない、異常がないと言われた、あるいは、治療を受けたが痛みが続いている、という状況です。

これまでの治療状況

● 歯や顔が痛く、何軒もの歯科や耳鼻科、内科、脳神経外科などを受診したが、原因がはっきりしない、異常がないと言われた、でも、痛みが続いている
● 今、痛い歯の治療を受けているが、痛みが治らない、もっと痛くなった。
● 痛い歯の神経を抜いたり、抜歯をしてもらったが、治らない隣の歯も痛いような気がする。
● ぶつけた歯、神経の治療した歯が、いつまでも敏感のまま

現在の症状

● 歯や歯肉に痛みがずーっと続いている
● 何処の歯や歯肉が痛いのか判らなくなってしまう。
● 朝起きて暫くすると、いつもの痛みが出てくる、夕方に強くなる
● 時々、忘れていることもあるがほぼ一日中続いている。
● 歯や口の中の痛みが気になってお家の仕事が手につかない
● 痛みの事しか考えられず、どうなるのか不安感が強く、眠れない。

原因疾患は
歯や顔が痛く、歯科や耳鼻科、内科、脳神経外科など受診したが原因がはっきりしない、異常がないと言われた.精神的なものではないか、気のせいではと言われた。
 

歯や口の中、周り、顔面の痛みは、 
 1)歯、歯肉が原因(主には炎症)の痛み(歯原性)(一般歯科診療で見つかります)        
 
2)歯や歯肉の炎症ではない、一般歯科では見つけにくい痛み(非歯原性)

● 非歯原性で最も多いのは、顎の周りの筋肉(咀嚼筋)の痛み(筋・筋膜疼痛)です。
● 次に多いのが、三叉神経が何らかの原因で傷ついたり、刺激された結果の痛み(神経障害性疼痛)です。
●従来、心因性と言われていた痛みが、不安、怒り、睡眠障害等で修飾されて強く感じられている状況(痛覚変調性疼痛)の方がいます。
詳しくは「非歯原性歯痛とは」

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2. 顎関節症 TMD (TemporoManidibular Disorders) 

顎関節症の治療は一般歯科でも行われていますし、専門医もいます。しかし、大学や専門科で治療を受けているが治らないという患者さんが多く受診されます。

これまでの治療状況

● マウスピースを入れているが、痛みが消えない、口が開かない
● かみ合わせの調整を受けているが、痛みが消えない、口が開かない
● かみ合わせを全部直したが、痛みが消えない、口が開かない
● 治療で一時治ったが、また、症状が出ている
● 治療しても直らず、矯正や手術した方が良いと言われた

現在の症状

● アゴがだるい、頬に何時も鈍痛がある
● 食後にアゴの痛みが強くなる
● 口が大きく開かない、引っかかる
● アゴを動かすと「カクン、コックン、カリッ」、「ジャリジャリ、ゴリゴリ、ミシミシ」と音がする
✕ マウスピースは異和感が強くて、入れて寝るのは無理、気になって寝られない

当クリニックの診断・治療について  予約・診療の流れ 費用 参照ください

当クリニックでは、患者さんの話をよく聞き、慎重に診察し、深い知識と豊富な経験を基に正しく診断することに務めています。口腔顔面痛、顎関節症の症状は多彩で複雑なため、正しく診断されず、適切な治療が行われていないことがあります。急性痛は自然にでも治ることがあるが慢性痛になると症状、病態とも複雑となり、そして難治になります。
既に治療を受けているが改善しないなど、症状、経過に不安がある方はご相談ください。 治療は最新の慢性痛国際標準ガイドラインに従って、患者さん毎に最適な治療を行います。    
治療の基本姿勢と症例 を参照ください  
原因になる疾患によっては慶應義塾大学病院の専門外来(神経内科頭痛外来、ペインクリニック、脳神経外科など)へ紹介させていただくこともあります。 

最近の診療改善:当院では、医学部学生さん達が起業開発したAIを利用するカルテ要約システムmedimo(http://site.medimo.ai/)を活用しています。カルテ入力の負担が減り、患者さんと向き合う時間を増やせました。

         お知らせ

火曜、金曜、第3土曜午前の診療です。         下記 診療時間参照お問い合わせは診療時間中にお願いします。                   

11/6富士山が冠雪し、早くも秋が過ぎて冬が近づいて来ました。11月は学会シーズン、月末には日本口腔顔面痛学会が開催されます。

夏前から続いていた痛覚変調性疼痛の探求を一段落させました、人間の生存の為に警告信号としての痛み信号が高まったままに維持された状況、そして、痛みだけではなく、その他の感覚や自律神経系も変調しているので、言わば、脳機能変調というのが私の理解です。
9月の米国タフツ大学の口腔顔面痛Webinarで歯内療法後の不快症状が何で起こるのかという話しがありました。原因として、不確実な歯内療法があるでしょうがそれはちゃんとした治療をすれば治ること。ちゃんとした歯内療法にも関わらず半年経過しても不快症状が続く場合があるという話しは以前からありました。その原因が歯内療法、特に抜髄以前の痛みの持続期間と関係あるという話し、以前から、抜髄前に3ヶ月以上痛み期間が有意な原因と言われていましたが何故かは言及されていませんでした。タフツ大のWebinarでは、抜髄前の歯髄痛により痛み信号が末梢神経、中枢神経と伝わり、三叉神経細胞体等の要所を興奮させてしまい、中枢感作につながるという話しでした。知覚過敏も同様、痛み信号全て脳に伝わって感じられること、状況に寄っては神経系を荒らして興奮させてしまい、長く続くと歯の問題ではなく神経障害性疼痛と同様になるということが再認識されました。

痛み治療では上記の神経系の病態だけではなく、患者さんの心への対応が必要です。患者さんに何故こんな風に痛くなったのかというメカニズムを探して説明する前に、応急処置が必要です。「傾聴、受容して、患者さんの状況について共通認識を持つ」、そして、多くの患者さんが痛みとともに大きな不安感を抱えていることも把握し不安を和らげることが必要です。これが従来からの当クリニックの基本的二本立て対応です。


口腔顔面痛、顎関節症の患者さんを診ていてあらためて思うこと 多くの症状はセルフリミッティングで自然に治ります。ところが、大きなストレス、患者さん自身の間違った解釈による、感情変化、間違った行動などにより、直るべきものが直っていないことがあります。このような患者さんでは解釈モデルを正しい方向にすり合わせて正しい知識を持ってもらい、余計な不安、怒りを静めるなどして、自然治癒能力を高める手助けするのが我々の治療です。ところが、治すべき治療であるはずが余計なこと、例えば咬合治療です、患者自身の自力治癒能力を邪魔するような治療をしていることがあります。感覚に鋭敏な方がストレス等で不安感が高まって、かみ合わせが気になる、自称顎関節症の専門家を受診、咬合調整、咬合再構成、矯正治療等がはじまった、ところが、このような感覚鋭敏の方は変化を受け入れられません、そのため何時まで経っても受け入れられるかみ合わせは無いのです。本当は余計な治療を始めなければ良かったのですが、今の泥沼状況から救い出すには、顎関節症についての正しい説明をして、患者さんの解釈モデルを少しずつすり合わせることにより患者さんとの信頼感を構築し、片手だけのつながりでも、それを頼りに患者自身に這い上がってもらうことです。
まだまだ、口腔顔面痛、顎関節症の標準的治療が行われていないことに苛立ちます。学会活動、マスコミを通じた広報、まだまだですね。


コロナ、インフルエンザは少なくなっているようですが基本的自己防御を続けましょう。感染経路はやはり飲食の際が多い。賑やかな人混みではマスクは必須、帰宅したらまず手洗い、うがい。くれぐれもお気をつけ下さい。
  

ブログページに、口腔顔面痛を診療していて気になること、痛みに関する話題、口腔顔面痛で使われる専門用語などを患者さん向けに平易に解説します。 口腔顔面痛は難しいという声がありますので、難しい話しをなるべく平易に解説を心がけます。 

オンライン相談を受け付けています。
痛みで苦しまれているが海外在留のため適切な処置を受けられない方、現地の医療機関を受診するにも痛みの具合を適切に伝えられないなどで苦しまれている方、国内に住まわれているが近くに受診、相談できる適切な専門施設がない方々に向けて、オンライン相談を受けつけています。         申し込みは  風の杜歯科 オンライン相談から。http://www.kazenomorishika.com/online.php

 

院長挨拶

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院長 和嶋浩一

慶應義塾大学病院での40年余りの診療は私にとって非常に貴重な研修でした。その経験を活かして皆さんの原因不明の痛みを治し、長い間のつらい悩みの生活から解放されるようお手伝いします。

写真は、上左はインドネシア バンドンにある1955年アジアアフリカ会議記念館でのパジャジャラン大学の皆さんと記念撮影、右中段は教授、スタッフの方々と夕ご飯。下はインドネシア大学のセミナーの後の記念撮影です。インドネシアで講演の際は私もバティック着用、次はこれを着てきてくださいとお土産にいただきました。2024年6月

1978年 神奈川歯科大学卒業
1978-2017年 慶應義塾大学医学部歯科口腔外科学教室勤務
2021年

元赤坂デンタルクリニック 口腔顔面痛センター開設

  • 北海道大学歯学部 非常勤講師(疼痛治療の薬理学を学生講義)
  • 慶應義塾大学医学部歯科口腔外科、1978年入局以来、2017年定年退職、2022年3月非常勤講師退職まで44年間お世話になりました。
所属学会、資格
日本口腔顔面痛学会 顧問(名誉会員、指導医、専門医)初代理事長
日本顎関節学会(名誉会員、指導医、専門医)
日本頭痛学会(名誉会員、指導医、専門医)
Diplomate American Board of Orofacial Pain-19990017合格(米国口腔顔面痛専門医資格)
Asian Academy of Orofacial pain and TMD (Past president)

診療時間

 
午前10:00-13:30
午後14:30-18:00
※第2火曜は休診し水曜日に診療
※第3土曜日午前中診療

予約について

完全予約制です。 詳細は 予約・診療の流れ 費用 参照ください
お電話の場合:☎03-3478-5248まで診療時間内にお電話ください
メールの場合:motoakasakaofp@gmail.com  折り返し電話にて予約を確定させていただきます、電話番号をご記入ください

アクセス

〒107-0051 東京都港区元赤坂1-1-7赤坂モートサイド5階505号室

  • 東京メトロ丸ノ内線、銀座線赤坂見附駅B出口 エスカレーターで地上に出ると鹿島の白い柱組の建物が正面に、旧サントリービル(現在駐車場)に沿って右に進み、ガソリンスタンドの手前の道を左に入り、2軒目、トヨペットの手前のビルです。一階はコーヒー専門店/喫茶店です。徒歩3分
  • 東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線永田町駅 7番出口徒歩5分 地上に出たら、Kタワー(鹿島本社)目標に横断歩道を渡ってください。右前方にガソリンスタンドが見えます。ガソリンスタンドとトヨペットの間のビルです。

学会発表、講演、メディア情報

  • 9月刊行予定の本の編集終了 痛みの臨床推論-診断過程を可視化するための教科書
    歯科医師の皆さんが無意識にやってきた診断を、分析的診断に変えるための手順書です、診断過程を視える化して、間違いやすいステップを明らかにして、次回の診断に活かそうという思考の勧めです。


    ・終了イベント 

2024年6月7-16日 フィリピンOrofacial pain学会にて講演、ハンズオンコース、超音波利用の筋・筋膜疼痛治療
インドネシア:インドネシア大学(ジャカルタ)、パジャジャラン大学(バンドン)口腔顔面痛、診査診断ハンズオンコース
2024年1月20日 北海道形成歯科研究会・新年例会 『インプラント治療による神経損傷』 インプラント治療後の神経障害の慢性期対応について講演
2年間連載した、月刊デンタルダイヤモンド「症例に学ぶ 診断マスターへの道」が終了 
2023/11/25 令和5度佐賀大学歯科口腔外科学教室同門会講演会
2023年11月17日(金)~19日(日) 第28回一般社団法人日本口腔顔面痛学会総会・学術大会、第21回アジア口腔顔面痛学会学術大会が福岡で現地開催されます。
以下の2つのプログラムで講演します。
1. 講演11/17 9:30-10:00 リフレッシャーコース1 あなたの歯の痛みの正体を調べます。
2. 英語 座長、講演 11/17 15:40-17:10 AAOT 米国科学アカデミー顎関節症改善勧告リポート アジア各国のTMD、口腔顔面痛の現状と今後


非歯原性歯痛  健康ニュース2023 3 虫歯・歯周病は無いのに”歯が痛い” PHPからだスマイル2023 3月号 121-123  非歯原性歯痛に関して、医療ジャーナリストの木原さんに取材を受けて、監修しました。 https://www.php.co.jp/magazine/karadasmile/  


「首から上の謎の痛み」を25年以上治し続けた、口腔顔面痛のパイオニア

ダイヤモンドオンライン https://diamond.jp/articles/-/269128

その歯の激痛は「歯」が原因じゃないかもしれない

現代ビジネス https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66116?imp=0

歯の痛み、歯のせいじゃない?知られざる非歯原性歯痛

https://www.asahi.com/articles/ASL3X6J6...

抜歯したのに「歯が痛い」――謎の歯痛の意外な原因

https://diamond.jp/articles/-/148909?page=4

「耳を鉛筆で突き刺されたような…」帯状疱疹が引き起こす激痛と顔面麻痺の正体

現代ビジネス https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80874