お知らせ
火曜、金曜、第3土曜午前の診療です。 下記 診療時間参照 お問い合わせは診療時間中にお願いします。
ノーベル賞、今年二人目受賞すごいですね。 制御性T細胞も化学賞も基礎研究の成果、その努力はすごいものだったと思います。どうして、京都大学の人が多いのでしょうか、研究ができる良い環境なのでしょうね。
秋分の日を境に季節が変わりました、秋から冬へゆっくり助走して欲しいのですが一気に変わりつつあります。もう少し秋晴れの良い気候が続いて欲しいです。朝夕はかなり冷えます、皆さん体調崩さぬよう、ご自愛ください。
先日、心理職向けの慢性疼痛に対する認知行動療法の一日コースを受けました。コースの内容とは別に、何時も聞いている医師、歯科医師向けの認知行動療法との違いが気になりました。多職種の特性を活かした慢性疼痛治療の有効性です。
医師、歯科医師は慢性疼痛の苦痛の「痛みの治療」しながら、完全回復させることの出来ない事により生ずる「苦悩に対応」しなければならない状況です。患者側からすると、あなたが痛みをちゃんと治療できないから私は苦悩を抱えてしまっているのでしょう、認知行動療法でごまかさないで痛みをちゃんととってください、という要求が何処までも続きます。このような状況ではどちらの治療も上手く進みませんし、治療の雰囲気は両者にとって不幸な状況です。
慢性疼痛治療に多職種が介入することにより、無責任ではなく役務を分担し、それぞれの特性を十分に発揮して治療を進められると思いました。
尊敬する堀越勝 先生 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP)認知行動療法センター元センター長達が開発した、うつ病治療の為の医療用スマートフォンアプリの製造開発が承認されて、医師の処方で使えることになったそうです。うつ病治療補助プログラム「リフトンD®」です。多様な心身医学的問題に使えるようになることが期待されます。
これまでの自分自身の口腔顔面痛診療を振り返り、また、多くの慢性疼痛情報をみていて、自分の今後の口腔顔面痛臨床は二本立て。一つは診査法を極め、正しい診断を得て、世界標準の治療をすること。その延長として、顎関節症、口腔顔面痛に関する文献、臨床で知り得た知識、技術をこの分野を勉強しようとしている若手の人達に伝えようと思い、診査法実技指導セミナーを企画。必要な知識はOn-lineで伝え、診査法実技はHandsonでしっかり、最後に質問を受けるという反転授業形式で行っています。
もう一つの柱は、痛覚変調性疼痛を含めた慢性痛に効果的な心身医学的ケアのレベルを高めることです。基本は言い古された事ながら、傾聴、受容、そして共感です。心理療法、精神療法に優劣はなく、基本的な事が出来なければ効果は上がらないというのが結論で、基本的知識とその実践を試行錯誤中です。
ブログページに、口腔顔面痛を診療していて気になること、痛みに関する話題、口腔顔面痛で使われる専門用語などを患者さん向けに平易に解説します。 口腔顔面痛は難しいという声がありますので、難しい話しをなるべく平易に解説を心がけます。
2000年にNHK出版から、一般向けに顎関節症の本を出版してから四半世紀を超えました。基本的内容は変わっていないのですが、新しい情報が沢山ありますから、新しい本の出版目指して、原稿をまとめています。
オンライン相談を受け付けています。
痛みで苦しまれているが海外在留のため適切な処置を受けられない方、現地の医療機関を受診するにも痛みの具合を適切に伝えられないなどで苦しまれている方、国内に住まわれているが近くに受診、相談できる専門施設がない方々に向けて、オンライン相談を受けつけています。 申し込みは 風の杜歯科 オンライン相談から。http://www.kazenomorishika.com/online.php