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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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2025年6月の記事:ブログページ

ワシントンD.C.地下鉄発見

地下鉄
ワシントンD.C.地下鉄は東京の地下鉄と同じくらいキレイです、車内も駅構内も落書きなど一切ありません。これも、緊張せずに利用できた理由の一つと思います。
今回の旅で地下鉄に関する私の発見、地下鉄の構内の構造、建築がどの駅も同じです。天井が高く、がっちりと作られています。米国の首都だからひょっとして戦争に備えたシェルターかなと思い、帰って調べてみました。ワシントンD.C.を走る地下鉄の多くは旧ソ連との冷戦時代に作られたもので、シェルターの役割を果たしているそうです。一部は核シェルターの機能を持っていて、地下深くに作られているという話しもあり、地下150mに作られている駅もあるそうです。
地下鉄二つめ、同じ駅を異なる路線が走っていて乗り換えができることと書くと日本の乗り換えを思い浮かベルと思います。私の最寄り駅赤坂見附は丸の内線と銀座線の上り下りのそれぞれが同じホームにあり、乗り換えが便利です。ところが、ワシントンD.C.の地下鉄は全く違っていて、同じ線路を異なる路線の地下鉄が時間差で走っています。降りたホームで待っていると異なる路線の車両がやってきます。
三つめ、ワシントンD.C.市内の地下鉄とバスは全てWashington Metropolitan Area Transit Authorityの運営なので、SmarTrip Card一枚での乗れます、さらにすごいことは地下鉄、バスに乗り換え時には割引になりバス代がタダになるようです。乗り換え時間の制限は判りません、少なくとも10分程度では適用されます。
わざわざWiehle-Reston East駅まで行って、シニアSmarTrip Cardを買った価値がさらに高まりました。地下鉄が空港に乗り入れるまでは、空港からバスでWiehle-Reston East駅に行って乗り換えていたようで、ここにシニアSmarTrip Cardの販売も含めて事務手続きが収約されているようです。
最後はハラハラ、驚きでした、学会場はホテルからバス、地下鉄を乗り継いで40分余りのところ、1日目の金曜日はホテルを6時半くらいに出て、順調に進み7時過ぎに会場について、朝ご飯食べながら知り合いとやあやあと6年ぶりの再会の挨拶。翌日は朝7時から特別プログラムがあるとのことで、ホテルを6時半前に出て、バスで地下鉄乗換駅に到着。ところが駅のシャッターが閉まっているのです、駅の前の道ではクレーン車が止まって、これから何かの工事の準備、この工事なので駅が閉まっているのだろうと思って、交通整理のコーンを置いている人に別な地下鉄の入口は何処だと聞いたら、あっちと指さす。その方向に進んだら駅の入口はあったが、同様にシャッターが閉まっている。こんなことがあるのか、他に手段はないかと思って近づいたら、閉まったシャッターの前に私のようにお上りさんがもう一人いました。 何で閉まっているのでしょうと聞いたら、判らないという返事、そして、次の駅に歩いて行くと言う。しばらく待っていると、もう一人来ました。その人にも聞いたら、Googleで調べて、今日は7時から運行されるという返事、7時までもう少し待てば行けると安心とともに、なんで7時なの、昨日は7時前に動いていたのにと思いました。ところが7時になってもシャターは開かない、何でと思っていたら15分くらいして係員が出てきてシャッターを開けてエスカレーター動かして、入っていいよという合図。
これも、後で調べたら平日は5時始発だが土日は7時始発ということで、始発駅を7時に出たも、駅によっては始発は15分過ぎても来ないのでしょう。地下鉄の始発が7時とは考えもしませんでした。米国首都の週末は皆さんリラックス、寝坊するようです。
 
2025年06月01日 14:35

ナショナルギャラリー500年前の子供彫像に顔面非対称

左側偏位
ゴールデンウィークのワシントンD.C.、米国口腔顔面痛学会から早くもひと月経過しました。スミソニアン博物館の自然史博物館、航空宇宙博物館、ナショナルギャラリー、連邦議事堂見学が印象深く思い出されます。本当にのんびり出来て良かった。
ナショナルギャラリーでは私の好きな点描画で有名なジョルジュ スーラの戸外でのスケッチ画集が一番でした。
その後で、地下の彫像見学、それほどに興味が有ったわけでは無いが、名前を知っているロダンの塑像、鋳造像を観ていたらキレイな少年の大理石像がありました。非常にリアルに彫られていて、表情豊かです。そして、観ていたら、何か違和感が、私が診療の目で観ていたのです。左側偏咀嚼の患者さんに観る顔面非対称の特徴です、左側口角が後方に引かれ、左眼の目尻が下がっています。500年前の子供の彫像に顔面非対称があったことと、彫像のリアルさに驚きました。その他の彫像を観ても、同様に左側に偏位していました。左側偏咀嚼は食事とかに関係しない、右利き(90%)、左利き(10%)と同様に人間の遺伝なのかなと思います。

顔面の非対称が何故起こるのか 和嶋仮説です、何処にも本格的研究はありません。
 舌筋(舌下神経支配)、頬筋(顔面神経支配)と咬筋(三叉神経支配)という神経支配の異なる筋肉が共同運動して片側の筋緊張によって顔面がねじれ非対称となります。
後方への偏位
1.かみ癖側に口角が引かれる(筋は通常、骨と骨を結んでいますが、表情筋は骨と口輪筋を結んでいるので、表情筋が緊張、拘縮することにより口輪、口角が引かれてしまいます。)
2.かみ癖側の頬部に凹凸が出来る、反対側は凹凸無く、ふっくら(筋緊張で頬部が筋肉質になり、非咀嚼側は脂肪によってふっくらのままです。)
下方への偏位
3.頬部の膨らみが下に落ちてくる
4.目尻が下がってくる、眼裂がやや細くなる(咬筋が緊張、拘縮することで目尻の皮膚が下方に引かれてしまいます。)

これらの変化が生ずる解剖学的、神経生理的解説は既に以前のpageに載せてあります。
https://wajima-ofp.com/blog_articles/1634084822.html
 
2025年06月01日 12:11