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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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夏の暑さ ブログ再開

今日は8月10日 世の中は夏休み、そして、来週は月遅れのお盆です。またその後には、大学から50年来の親友が逝ってから一周忌がきます。
今年は6月の東南アジアセミナーの準備で5月以来3ヶ月間、周りを見る余裕なく過ぎてしまいました。6月下旬から梅雨前の猛暑があり、しっかり梅雨があり、嫌な雨で朝から傘さして出勤しました。例年、梅雨時でも月一回の札幌出張では6月、7月はカラリとして良い気候だったのですが、今年は本州の梅雨が移動したかのようなドンヨリした日々、蝦夷梅雨というそうです。大通公園のビヤガーデン、残念ながら私が行った日は雨でした、ここ数日は晴れているようで、ビヤガーデンは昼から大入り満員でしょう。青天の大通公園の日陰で冷たいビール、美味しいだろうな、来年こそはです。
さて、私は北国、青森生まれですが寒さが嫌いで、暑さは何とかなります。周りの皆さんは暑い暑いと言っていますが私は暑さは感じるが苦にならないんです。これは何故だろうとつい分析癖が出てしまいました。痛みには感受閾値(感じるか感じないかの境目)と耐性閾値(どれくらいまで我慢できるか)があります。
痛みに関して、患者さんが痛みを訴えるのは、痛みの侵害刺激が、痛み刺激を認知する視床での疼痛感受閾値を超える、つまり、痛みを感じたからではなく、痛み刺激の内容が評価、判断され、それに対する反応として患者さんの大脳皮質での耐性閾値が限界に達したときである、と言われています。疼痛感受閾値はたいていの人たちで比較的一致しているが、疼痛耐性閾値には個人差があり、たとえば年齢、性、文化的背景などに影響されると言われています。また、ここには中枢感作が影響するとも言われます。
私の暑さへの反応は暑いのが気にならないのでは無く、暑いのが苦にならない、暑さ耐性閾値が高いのだろうと自己分析されます。
先日、大きな仕事が終わって負債解消で楽になり、昼に居間のクーラーが気になって自分の部屋で窓開けっぱなしで横になり、暑さは気にならず、少しうとうと、でも、このまま寝ていたら熱中症になってしまうなと思い直して、真夏の午睡は中断しました。
熱中症になる人は暑さの耐性閾値が高すぎて、我慢するのでは無く、知らずに身体の限界を超えてしまうことにより掛かるのだろうと結論。皆さん気をつけてください。
 
2024年08月10日 13:18