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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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コロナで何を邪魔され、何を得たか

コロナで我々は何を邪魔され、何を得たか
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、2019年12月初旬に, 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから, わずか数カ月の間にパンデミックと言われる世界的な流行となり、わが国でも, 2020年1月15日に最初の感染者が確認された後,アッという間に全国に広まりました。それから3年余り、ようやく収束の兆しが見えて、感染症法上の位置づけが5月8日、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。今後、法律に基づいた外出自粛の要請などはなくなり、マスク、アルコール消毒など感染対策は個人の判断に委ねら、ほぼコロナ前に戻りました。
口腔顔面痛を専門とするものがコロナによってどの様な影響を受けたのか、
まん延防止宣言で外出自粛と言われた際も、通常通り診療していました。電車に乗るのが嫌とか、人混みが嫌とかでキャンセル延期した患者さんもいましたが、閑古鳥と言うほどではありませんでした。その頃に始めた診療の際のイソジンによるうがいは今も続けてもらっています。
日本口腔顔面痛学会を始め多くの学会はハイブリッド(会場で対面とLIVEプラスオンデマンド)開催というコロナ前には考えられなかった状況が出現し、自宅で学会聴講できるという便利な時代になりました。コロナ収束により多くの学会が現地開催、対面形式に戻ろうとしています、これからは主たる学会は現地に出向きますが、他の学会は今後も自宅でオンライン参加しようと思います。海外の学会はどうしようか悩み中です。オンラインでの参加を何回か試しましたが、気分的に英語の学会に集中しきれません、やっぱり、現地でどっぷり英語につからないとダメかなと思っています。
コロナによる悪影響はいっぱいですが、窮余の策で生まれた一つはオンラインセミナーの普及でしょう。2017年、大学止めて、それまでやっていた毎月の対面によるOFPオープンセミナーの運営は村岡先生に任せて、私はGoogleMeetをつかってOFPオンラインセミナーを始めました。コロナ前の当時は、Zoomには参加人数制限、時間制限(30分)があり、最も条件が緩かったのがGoogleMeet(同時参加人数24名)だったので、それで始めて、途中Zoomに乗り換えも考えましたが、今もGoogleMeet使い続けています。OFPオープンセミナーは対面からzoomによるオンラインとなり、当初の目的の慶應義塾大学医学部歯科口腔外科学教室の研修医教育と慶應以外の方々にも口腔顔面痛研修の場を提供することを続けています。
コロナによりオンラインセミナーが普及し、在宅でセミナーに参加出来るという大きな利便性が得られました。それによって、主催者と受講者を結ぶ一方向性の縦糸は太くなりましたが、双方向性ではありません、ここに大きな問題点があります。また、受講者間の横糸は繋がらず、疑問点解消の機会が失われているように思えます。
 
2023年06月09日 21:31

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