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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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コロナ後の学術大会、セミナーは対面かオンラインか

コロナ禍で、2020年3月の緊急事態宣言以来、外出自粛、在宅勤務が推奨されると共に学術集会も制限されてweb開催が一般的となっている。
学会学術大会をはじめとした各種集会、セミナーをweb開催する事が難しい作業を伴うのかと思っていたが、以外に簡単な手続きで開催できていた。私は2018年から口腔顔面痛オンラインセミナーをgooglemeetingで毎月開催していた。当初は参加人数、開催時間の制限があったがコロナで、それらの制限が解除され、さらにzoomという媒体が一般化されて、オンラインでの会議、集会開催が非常に容易になった。セミナーの開催回数が増えて、学習機会が多くなった。
アジアの教え子達から自国の学術活動低下からオンラインでのセミナーの依頼が来る、かつては飛行機、ホテルの手配が必要だったが、今はお互いの都合の調整だけで対面と同様の講義が可能となっている。
最近の学会学術大会はLIVEでのweb配信と、それをビデオ化したものが学会以後もオンデマンドで配信されている。このサービスにより多くの学術大会の参加者数が増えているようである。学会場に時間と交通費、宿泊費をかけて出かけるという従来の学会参加様式に比べて、自分の都合に合わせて自宅、診療室のPCで参加できるという大きな利点がある事を皆さんが享受できたのである。
それでは今後の学会学術大会の開催形式はどうなるのかという疑問がある。それは、学会場にいて時間を過ごすことにより知り合いに会っていろいろな話をするメリット、、期待しなかった、聴取の意図が無かったプログラムを視聴することによる学習の機会があることなど、多くのメリットがあることに改めて気づかされた。人間はやはり人が恋しくなる特性があり、特に2000年以降に成人になったミレニアル世代は対面で会えないことにより孤立になる可能性があるそうだ。
個人的には海外の学会学術大会というアウエイーの経験が非常に良い体験となっている。
会社の勤務形式も同様の様で、米国IT企業がコロナ後の勤務形式を模索しているというニュースがある。方向としては、働き方の柔軟性である。ところが、実際にリモートに適している仕事は米国の労働者の四割しか無く、しかも職場に出勤しなければならない仕事は低所得の業種の傾向があるそうである。リモートワークが普及し効率が上がっても、その恩恵を受けられるのはごく一部で、経済格差はさらに広がることが予測されている。
4月以降の学会学術大会はの開催形式はどうなるのか、何時になったら海外学会に参加できるのかと、コロナ後の学会参加を楽しみにしている。アジアの皆さんの講義の謝礼は現地に行った際にごちそうしてもらう事と約束している。
 
2022年03月21日 21:19

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