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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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問診から医療面接、そしてオンライン相談


病院を受診すると、受付手続きの後に医師と話す事になる。かつて「問診」と呼ばれていた時代には,医師が知りたい情報を集中的に効率よく患者から収集するという作業が中心に行われていた。
大学病院では研修医が最初に「予診」という病歴聴取を行った後に、其の情報を元に初診医が診断を行っていた。
口腔顔面痛診療の第一歩が「医療面接(medical  interview)」である。かつての「問診」が医療面接と名を変え、診断を付けるための医学的側面としての病歴聴取にとどまらず,患者の考える病気の「ナラティブ:物語」、患者が対話を通じて語る病気になった理由や経緯、病気について今どのように考えているかなどを聞き出し、好ましい医師患者関係を構築することにより治療への動機付けをも目指したものとなっている。
口腔顔面痛の診療で重要なのは、患者の訴え、問題を明確にし、正しく診断することである。そのため、問診表の記載、医療面接、身体診察、診断的検査から、診断を導き、治療または他科への紹介を行うという一連の流れを実行することが重要である。
現在は、この流れの中で身体診察、診断的検査に至る臨床診断推論まではZOOM等を用いてオンラインで実施可能になっている。以前のブログに書いたように、患者さん、主治医と離れたところから指導医がオンラインで治療に当たることにより、口腔顔面痛の均てん化は早期に達成できると思う。
 
2021年10月09日 16:30

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