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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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歯科にも総合診療医が必要

歯科にも総合診療医が必要
 
口腔顔面痛の診療をしていて、患者さんによく言われる事として、歯科では大学病院に行くと虫歯、神経の治療、歯周病の治療とか専門的な診療科は有るのに、なぜ、総合的に口の中を診てくれる診療科はないのですか、という疑問とも、要望と受け取れる訴えがあります。
医科においては、あまりにも専門化・細分化しすぎた現代医療の中で、特定の臓器・疾患に限定せず多面的、領域横断性を専門性とする総合診療科があり、日本専門医機構の19番目の基本領域として認定されています。
筑波大学病院附属病院 総合診療科HPから抜粋です
「総合診療科は、何か特定の臓器を対象とするのではなく、患者さんが抱える健康問題について幅広く対応する診療科です。具体的には、頭痛や発熱などのよくある症状や、複数の健康問題を抱える患者さんに対する包括的なアプローチ等、多様な健康問題について総合診療の専門的な視点から診断およびマネジメントを行っています。当科では、心理的・社会的な問題にも焦点を当てながら、十分にお話を伺い、患者さんに納得していただけるまで説明することをモットーにしています。外来でどの科を受診すればいいのかよく分からない方、総合診療の幅広い視点からの診断・治療を必要とする方などの診療について幅広く対応しています。診察したうえで専門医の診療が必要であることが明らかになった場合は、すぐに該当する専門診療科を紹介しています。治療方針が決まり病状が安定した後は、紹介医または近くの医療機関へ紹介しています。」
 
口腔顔面痛の原因診査はまさに歯科の領域横断的に総合的に知識が必要です。つまり、神経の治療を専門とする歯内療法学、歯周病の治療をする歯周療法学、親知らずの痛みや感染による炎症の痛みや粘膜疾患による痛みなどを専門とする口腔外科学、そして、顎関節症などの標準的な知識と診査技術を持って、プラス、筋・筋膜疼痛、神経障害性疼痛などの知識を持って、口の中、顔面の痛みを多面的に診ているのが口腔顔面痛であり、歯科における痛みの総合診療科と言うことになります。そこに、一般歯科臨床の知識と技術が加わる事により、虫歯をどの様な方法で修復するか、神経は抜くのがいいか、様子を診るのが良いかの判断、歯の無くなった部分をどの様に補うか、インプラントが良いか、義歯、ブリッジが良いのかなど、歯科に痛みの総合診断から、歯科全般の治療コンサルテーションを行う事が出来る様になるのが望ましいと思われます。
筋・筋膜疼痛や、神経障害性疼痛など口腔顔面痛専門医が治療するのが望ましい症例は口腔顔面痛で治療しますが、一方、診断が困難であったが歯髄の問題であったり、口腔外科の領域の痛みであることが判った場合には、自分で総合的に治療するか、必要に応じてそれぞれの専門医を紹介したり、あるいは、治療コンサルテーションを行った後に、納得した上で標準的診療を行う歯科医師に紹介したりすることなります。
このような歯科総合診療医がいても良いかなと思っていて、今後の若手歯科医師には一般歯科臨床をベースにして、口腔顔面痛を勉強し、歯科総合診療医を目指していただきたいと思っています。
2023年07月24日 21:15

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