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口腔顔面痛(原因不明の歯痛、顔の痛み、顎関節症)に慶應義塾大学での永年の経験と米国口腔顔面痛専門医資格を持つ和嶋浩一が対応します

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何故、歯の痛みに苦しんでいる患者さんがいるのか 1

今年の診療は世間並みに28日で仕事納め、仕事の緊張から解放されて今年の診療の省察の第一歩です。
今年も多くの、痛みに苦しむ患者さんが当クリニックを受診されました。ほとんどの患者さんは歯痛を訴えています。歯痛なのに当クリニックは3軒目、4軒目で、それ以上に医療機関を経てからいらっしゃる方もいます。
典型的な症状、経過の患者さんが語ってくれた治療経過を紹介します。
歯が痛いのでかかりつけの歯科を受診したら、「痛みの原因はない」、「あなたの歯の痛みは原因不明」、様子見たらと言われた、その説明に納得できず、もう一軒行ったが同じ答えだった。痛みは続くので知り合いに勧められた歯科を受診、「歯の痛みが続いているので、なんとかしてほしい」と懇願したら、「それでは痛い歯の神経を抜いてみましょう」、処置後数日は痛みが治まっていた。ところが、1週間も経ないうちに痛みが再燃、隣の歯が痛いような気がする。その痛みを訴えたら、「そんなはずはない、それは頭が勘違いしているのだろうから、歯科の治療では治らないよ」と、暗に「精神科の病気だろう」というようなことを言われ、痛みが治らない不安感以上に、「それなら、なんで神経抜いたんだ」と怒りがこみ上げた。
「歯が痛いのに歯科で治らないなら、私は何処へ行けば良いのか」これが多くの患者さんの心の声です。この声にどうすれば応えることが出来るのか、ちゃんとした答えを出すことが我々口腔顔面痛専門医の責務だと思っています。
 
2021年12月30日 11:22

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